はじめましての人も、こんにちは。
のりです。
今回のテーマは、「ブライダルバイトで知っておきたい7つの接客敬語」です。
特に、初めてアルバイトを経験する人にとって最初のハードルが「接客敬語」だと思います。
ですが、この接客敬語。
一回覚えてしまえば、多くの場で使いまわすことができるようになるほど非常に便利です。
この機会にぜひ、接客敬語の基本を押さえてしまいましょう。
今回紹介する敬語は7つ。どれも使用頻度が高いものを選びました。
もっと勉強したい!という方は、接客敬語に関する書籍を買ってみるのをお勧めします。
この言葉は、なんて言い換えればいいのか分からないよ…
敬語以外の学習でも「どこが間違っているんだろう?」と考えてから先に進むと、身につきやすいです。
ぜひ、自分の頭で考えてみながら先へ進んでみてください。
7つの接客敬語
それでは、使用頻度の高い7つの接客敬語を紹介します!
会話形式なので、想像しながら読み勧めてみてください。
~になります
よく飲食店に行くと耳にする、この『なります』。
実は、間違って使っていることに気づいていない人がほとんどです。
正しい形は「失礼致します。次のお料理でございます」
ブライダル風に言い換えると、『次のお料理をお持ちしました』
「えっ、間違っているの??」と思った人も多いのではないでしょうか。
反対に、一度指摘されて直した人にとっては違和感ありありの言葉だと思います。
もともと『~になります』には、「変化して別の事物に至る。または、時間が経過して、ある時期時刻天気などに移る」といった意味があります。
つまり、『次のお料理になります』は、配膳した料理が卓に置いた瞬間、別の創作料理へと姿を変えるわけではないので間違っているというわけです。
料理を持っていく際には『お料理をお持ちしました』と言ってから提供するとVery goodです。
お伺いいたします
どうでしょうか。
個人的には、間違ってるとは知らずに使っている敬語ナンバーワンです。
『伺う』は、目上の人の様子をうかがいみるという意味から、その動作の相手を敬う謙譲語です。
そのため、伺うに『お』を付けると二重敬語になってしまい、間違いです。
しかし、あまりにも間違って使用している人が多いため、『お伺いします』でも話し言葉であれば問題ないとされる場合が多いです。
また、『いたします』についてですが、『いたします』は「する」の丁重語で相手に対する敬意を示します。
そのため、『いたします』単体で用いる分には問題ありませんが、『伺う』が前についている場合は二重敬語になってしまいます。
一つの動詞に敬語は一つで十分です。
お客様に声をかけられた場合は、『ただいま伺います』と言って、対応しましょう。
どうかいたしましたか?
これも一見、間違っていないように思えますが、間違いです。
『いたす』は自分から相手に向かう動作や物事について、それが及ぶ人物(相手)を高めるという意味の謙譲語だからです。
つまり、相手の行いに敬意を表するときは、謙譲語ではなく尊敬語を用いなければなりません。
相手に尋ねる際は、『どうかなさいましたか』、または『どうされましたか』と聞いてあげましょう。
よろしかったでしょうか?
上記のように、お客様から注文を受けたときは、聞き間違えがないようにオウム方式で聞き返さなければなりません。
その際に、ついついしてしまうのが『よろしかったでしょうか』という言葉を使ってしまうことです。
この言葉のどこが間違っているのかというと、お客様が言っていることに対して、過去形で聞き返してしまっているところが間違いです。
ただし、「過去に一度聞いた約束や情報が間違っていないかどうかを確認する」という点においては間違いになりません。
あってはなりませんが、しばらく経ってから前に聞いた注文を忘れていることに気づき、お客様に再度注文を聞きに行くといった場合は『よろしかったでしょうか』を使えるということですね。
お客様から受けた注文をその場で聞き返す場合は、『よろしいでしょうか』を使いましょう。
大丈夫です
『大丈夫ですか』と聞かれたら、『大丈夫です』と条件反射で返したくなるのが人の性です。
しかし、この「大丈夫」は自分と同等、またはそれ以下の地位の相手に対して使う言葉なんです。
あまりにも間違って使っている人が多いため、敬語ではないことに気付かない人がほとんどではないでしょうか。
そのため、お客様に『大丈夫です』という言葉を使ってしまっても特に気にすることなくスルーされることが多いと思います。
正しい敬語で『食べていただいて大丈夫です』と伝えたい場合は、『食べていただいて結構です』と正しい敬語を使って接客しましょう。
もしくは、『構いません』という言葉を使えるとベストですね。
~様でございますか
相手の名前を確認するときですが、『二階堂(仮称)様でございますか』と言わないように注意しましょう。
補助動詞「ある」を丁重かつ丁寧にいう語が「ございます」に当たります。
そのため、物などがあるという意味では使えますが、人に対しては使えません。
人がある、なんて言いませんよね?
人に対して言う時は『〇〇様でお間違えないでしょうか』または、『〇〇様でいらっしゃいますか』と言えるようにしましょう。
ご覧になられる
この言葉をブライダルで使うことは少ないですが、意外と間違えやすい言葉なので取り上げてみました。
どこが間違っているのか。
古典を学習していた人なら、もうお分かりですね。
『なられる』の部分が間違っています。
『なられる』はラ行五段活用動詞「なる」の未然形である「なら」に、尊敬の助動詞「れる」がついた形です。
つまり、「見る」の尊敬語である『ご覧になる』に、尊敬の助動詞がついた形の『なられる』を合わせた『ご覧になられる』は、二重敬語になっているので間違いです。
もし使う機会があれば、『ご覧になってお待ちくださいませ』と言えるとサービス上級者だなと思われますよ。
最後に一言
今回は、敬語の間違った使い方を例を用いて説明しました。
この記事は新しくアルバイトを始める人に向けて書きましたが、意外とすでにアルバイトを始めている人でも分からなかったことが多かったのではないでしょうか。
(僕自身、調べて初めて分かったこともありましたし…ガクッ)
しかし、間違いをすべて知っているから大丈夫だというわけではありません。
話が少し矛盾してしまうようですが、大事なのは敬語を使い分けることです。
学生のうちに正しい敬語が身につけば、もちろん就職したあとのビジネスシーンにて、相手にいい印象を与えることができます。
ですが、学生の身分でガチガチの敬語を使ってばかりいると『言わされている感』が全面に出てしまいます。
特に、居酒屋やブライダルアルバイトはお客様と会話する場面が多々あるので、堅苦しい敬語ばかり使ってしまうとお客様も話し辛くなってしまいます。
お客様と気まずい雰囲気の中で、何分間も話をし続けるのは嫌ですよね?
どうせ会話するなら、旧知の友のように明るく楽しい会話がしたいものです。
このことから、敬語を使い分けることの重要性が分かるのではないでしょうか。
それでも中には、『自分に、敬語を使い分けるなんて器用なことできるわけない…』と落ち込んでしまう人もいるかもしれません。
そんな人には、最初の足がかかりとして他にどのような敬語があるのかを調べてみることをおすすめします。
ネットで調べてもまだまだ知らない敬語は出てくると思いますが、本などの参考書をもとに勉強したい方がいれば、”失礼な敬語~誤用例から学ぶ、正しい使い方~”という本がおすすめです。
接客でよく使われるマニュアル敬語を中心に分かりやすい具体例を用いているので、とても分かりやすかったです。
機会があれば、一読してみてください。
それはさておき、自分で調べ何度か日常生活の中で使っていくうちに気が付けば自然な敬語を使い分けることができるようになっていると思います。
スポーツと同じで、何回も繰り返し練習することが敬語を上手に使い分ける近道です。
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資格ともなるとハードルが高い感じがしてなかなか手が出せないです、、
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